冬将軍来る

 

私は常々、いい人でありたい、と思って生きている。ここでの「いい」はめっぽう優しいとかそういう意味ではなくて、「善良」という意味の「善い」だ。できるだけ人を傷つけたくないし、困っている人には手を貸したいし、世界平和を願っているし。でも実際、私はいい人か…?って考えてみると、全然、全然そんなことはない。自分の極めて人間的な、性格の悪〜い部分を見つけるとき、みんなどう思うんだろう。私の場合は、落ち込む。別に自分を責めるわけでもないが、ただ落ち込む。気分が沈む。最近特にそういうことが多々あって、私は電車の中で最悪な気分になりながら登下校している。ただでさえ寒さに弱いせいで精神的に不安定だっていうのに。どれもこれも100%自分のせいだ。例えば誰かに対して──それがどれほど仲のいい友達であっても、家族であっても、この人馬鹿だなあとか考え無しだなあとか浅はかだなあとか、考えてしまうことがあるのが人間なわけで。それはあんまり良くないことだとしても、人間である以上正直しょうがないわけで。それを本人に直接伝えるのか、もしくは他の人に愚痴るのか、自分の心だけに留めておくのか、という選択の仕方が「性格」なんだろう。更に言えば、思ってしまったことをどう扱うのか──そのままにするのか、反省するのか、その誰かを嫌うのか、自分を顧みるのか、という選択の連続でつくっていくのが「人間性」というやつなんだろう。そう考えると、性格の悪〜い考えは他人にも自分にもある程度許容してあげるべきだし、なんなら成長するチャンスじゃん?はっぴー!なんて開き直るべきかもしれない。ただ私はできるだけ人を嫌いにはなりたくないし、人の欠点より美点を見て生きていきたい。そもそも人の欠点を責められるほど立派な人間ではない。まあだからこそ、「人間性」ってやつで自分の欠点をうめていかなきゃいけない。華の18歳(?)も残り数か月。そろそろちゃんと成長しなくては、と決意だけはしている。毎日。考えは全て態度に出る、行動に出る、言動に出る……と呪いを唱えながら登校する朝だ。

さてさて、気づけばクリスマスが目前に迫っている。私は通年通り、アリアナ・グランデの「Santa tell me 」もマライヤキャリーの「All I Want for Christmas is You」も聞く気にはならないが(街中で流れすぎて)、羊文学の「1999」やAimerの「雪の降る街」なんかは楽しく聞いているので、今年も十分にクリスマスシーズンを楽しんでいる。2023年の総括は別記事で書くとして。師匠も走るとはよく言ったもの、忙しいったらありゃしない。年内に書ければいいな…と思うなど。それにしても、上がったり下がったりする気温のせいで私の体は一向に寒さになれてくれない。暖冬だなんていわれているが、冬将軍もなかなかごきげんがよろしくないようだ。

皆様も体調に気を付けてくださいね。本当に春が待ち遠しい(まだ数か月先)。