大学生になって・・・

何か始めてみたい、という意気込みだけは立派にある。

大学生になってしまった。もう十八歳、だけどまだ十八歳。

これからの四年間。社会に出るまでのモラトリアムを自分がどのように過ごすのか、私にはまだ、想像できない。

 

同い年の友達に、「飲みに行かない?」と誘われた。わけがわからない。私たちはまだお酒は飲んではいけない歳だ。その子はさも当たり前のように、「そんなのみんな守ってない。飲んでる子はたくさんいるよ」と言った。

この気持ちをうまく表現できないけれど、寂しさ なのだと思う。

友達を肯定するわけじゃない。自己責任で、勝手に法を犯してください、って感じ。私はまだお酒は飲みたくない。たとえ、”みんな”がやっていることでも。でもはっきりと注意することができなかったのは、寂しいからだ。

中学生のとき、無垢な顔をして一緒に部活に励んでいた友達が、知らない間に変わってしまったような感覚。もしかしたらその子の周りでは当たり前の変化なのかもしれないけれど、私にとっては寂しい変容なのである。

 

十八歳とは、難しい年齢だ。お酒やたばこは許可されていないくせに、納税の義務が課せられて、国政に参加する権利が与えられる。

 

私はまだお酒は飲みたくはない。それでも成人だし、あの子とは違う方法で、少しだけ自分を変えてみたいと思った。

 

ブログを始めてみる。

まだ未熟で、無知な大学生の自分を、ちょっとだけ世にさらしてみる。文字にすることで見えてくる何かが、きっとあるはずだ。

意気込んでいるのは最初だけで、すぐに熱は冷めるかもしれないけれど。

とりあえず、私という人間の一部分だけでも、変えてみようと思う。